魚突き・スピアフィッシング入門 道具の選び方 ウェイト・ベルト編

ウェイト 道具紹介

私は10年以上魚突きを続けてきました。通常は、一生に1回買えばいいのですが、私は何回も海に置き忘れてしまい、買い直したり、自分で作ったりしています。これらの知識を総動員してウェイトの選び方を説明していきます。

人間の体の中で大半を占めている筋肉と脂肪。脂肪の比重(0.900)は海水の比重(1.023)よりも軽く、筋肉の比重(1.100)は海水よりも重くなっていますが、肺に空気が入っている状態であれば、人間の体は浮くように出来ています。ダイビングや素潜りをする場合、肺に空気を入れて潜る事が多くなる為、酸素を消費せずに潜っていくためには、比重の重いウェイト(鉛)を身に着けておく必要があります。また、ウェットスーツを着ているとさらに浮かびやすくなります。ウェイトの量は人の体型と着ているウェットスーツのタイプによって3~10kgくらいの間から調整する必要があります。

ウェイト・ベルトに求められる要素

ウェイト自体には「比重が重い」以外の要素は無く、鉛でできていれば、事足ります。しかし、ウェイトを巻き付ける為のベルトやベストについては、命を守るための役割が有る為、専用を選ぶ必要があります。一番重要な要素は、「緊急時に即リリースができる」という事です。たまに、専用のベルトを購入することをケチって通常のベルトにウェイトを付けて潜っている人がいます。これはとても危険ですので、絶対にやめてください。緊急リリースが必要な状況としては、以下状況が考えられます。

  • 水中拘束
  • EXIT困難
  • 海流にのってしまう
  • 白波にのまれる

「魚突きをやっていて死にかけた事例五選」という記事で詳細説明しているので是非読んでください。

水中拘束時などパニック状態に陥る可能性が高い状況では、簡単にウェイトをリリースできなくてはなりません。ダイビング用のベルトは、ベルトの余った部分を引っ張るだけでウェイトごとリリースできる構造になっているので、迷うことなく真っ先にリリースしましょう。ウェイト・ベルトを揃えるには8000円程度かかるので、躊躇する気持ちは分かりますが、命には代えられません。

ウェイトの相場

重量/価格の観点から説明していきます。

重量

私なりの計算式を以下に記載してみました。潜るときの以下各条件に合わせて加算していくことで適正重量を計算できます。

ウェットスーツ厚さ

 3mm→+2kg 5mm→+4kg

ウェットスーツタイプ

 ワンピース→+0kg セパレート→+1kg

体型

 筋肉質→+1kg 中肉→+2kg  肥満→+3~4kg

熟練度

 初心者→-1~2kg  ベテラン→+1~2kg

大抵の場合、8kg買っておけば、一年を通して困ることは無いと思います。

価格

相場としては、1000円/1kgといった感じです。フリマサイトやショップによってはそれより安く購入することが可能です。高くても、ブランドのロゴが付いていても、鉛でさえあれば役割は果たせるので、できるだけ安い物を選ぶことをお勧めします。

商品 紹介

お勧め商品紹介していきます。

ウェイト

こだわりが一点あります。ウェイトには1キロ玉と2キロ玉が多く出回ってますが、全て1キロ玉でそろえることをお勧めします。ベルトを使い体に巻き付けた時に、2キロ玉が重心を偏らせてしまい、泳いでいる最中にベルトがズレてバックルが後ろに回ってしまうことが有る為です。これでは、緊急リリースが出来ず、命にかかわります。

また、このホームページの管理人の私は「海で拾った鉛でダイビング用ウェイトを作る」みたいな事もやっているので、問い合わせをいただければ、在庫次第で500円/1kgでお売ります。

送料は500円。支払いはLINE Peyでお願いします。

ベルト

ダイビング用ベルトであれば、何でもいいと思います。安い物を選びましょう。

ベスト

基本はベルトですが、「一部のウェイトをベストに入れる」といった選択肢があります。
重心を腰から上半身に移すことができます。頭から潜ることが容易になり、長時間泳いでも、腰が痛くなることを防げます。
 
 

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