魚突き・スピアフィッシング入門 道具の選び方 ナイフ編

ナイフ 道具紹介

私は10年以上魚突きを続けてきました。私自身は、2種類しか使ったことがありませんが、突き仲間もいくつかのナイフを使っていたので、これらの知識を総動員してナイフの選び方を説明していきます。

初めに法律について

初めに気を付けないといけないのが「銃刀法違反にならないか?」確認することです。一言でいうと「刃渡り5.5㎝以上の剣の原則所持禁止」です。剣とは「両刃で先が尖っている」という事らしいです。「刃渡り5.5cm以上」と「両刃で先が尖っている」は”且つ”なので、片刃であれば、日本刀の様に長くても問題ないのでしょうかね???この辺は調べるのが面倒臭いので、どちらにも引っかからないものを使用するのが無難だと思います

銃刀法

要素

ナイフは男のロマンでもあるので、カッコいい物を選びたくなってしまいます。しかし、利便性を考えた場合、必ずしも、カッコいい物にはたどり着かない、、、というのが残念なところではあります。私の中で魚突きをする上での最適解という形がありますので理由を含め以降で説明していきます。

先に結論だけ出しときます。

刃渡り

前項でも記載しましたが、5.5cm以上の刃渡りがあるものは銃刀法違反になってしまいます。よって、前提として5.5cm以下の刃渡りの物から選ぶ必要があります。長ければ長いほど使い勝手が良いと考えていた時期もありましたが、そんなことは無く、今は短めのナイフを使っていますが、問題なくスズキなどの大型の魚を〆ることもできますし、不便に感じたことはありません。ダイビングナイフといわれるものは、切る事を目的としていなく、刃渡りが長い物が多いですが、魚突きをする上では、それよりも重要視する要素があると思います。

先端形状

尖っていないタイプもありますが、魚突きで使うのであれば、尖っているもの一択です。魚を〆る時や、中途半端に刺さった銛先を取り除くためには、ナイフの先端でほじくる必要があるためです。

先が尖ってない

先が尖ってる

素材

私が知っている限りでは、3種類の素材があります。

ステンレス

錆びにくく、硬い!それほど高価でもない為、一番お勧めの素材です。

チタン

 ステンレスと比べると、軽くて高価、錆びにくさは優劣つけ難く、硬さはステンレスに軍配が上がります。魚突きをする上では、重りを付けているくらいなので、軽さの為に高価なチタンを選ぶ必要はないと考えています。

鉄+クロームメッキ

安い!大きいダイビングナイフなんかはこの素材であることが多いです。クロームメッキは錆びにくいのですが、メッキが剥がれたり、柄の部分から浸水してしまうと、たちまち錆びてしまいます。

切れ味

切れ味は重要です。ダイビングナイフとして売られているものは、刃が付いていない物もあるので注意が必要。また、チョッキが大型で固い魚の体内に残ってしまった場合は、皮を切っていかなくてはならないのですが、刃の部分だけでは切っていけない場合があります。こんな時は、刃の反対側にギザギザ(セレーション)が付いているモデルがありますが、この構造がとても役に立ちます。皮をのこぎりの様に使って切っていくことができます。

ストラップ

パチン爪ロックタイプ

このタイプはとても多く販売されていますが、お勧めできません。砂が噛んだり、バネ部が錆びることで、爪が機能しないことがあります。泳いでる間に落としてしまうという事態となります。

パチン爪ロック

ゴムバンドタイプ

パチン爪ロックタイプとは違い、このタイプは確実にロックしてくれるので、落としてしまうことはありません。長い間使っていると、ゴム部が劣化し、切れてしまうことがありますが、モデルによっては付け替え用のゴムが別で売っているものもありますので、長期で使う事を想定している場合は、下調べしておくといいかもしれません。

ゴムバンド

私は、海に行くとすぐに物を無くします。魚突きは細かいアイテムが多くあるので、特にナイフの様な小さいサブアイテムは海岸に置き忘れてしまったりします。また、海で海藻の中などに落としてしまった場合に、地味な色だと見つけにくい場合があります。なので、できる限り目立つ色の物を選ぶことをお勧めします。私は黄色い柄のナイフを使っています。

お勧め商品

初めにも出しましたが、全ての条件を満たすのがこの製品であり、私が使っているナイフです。

Spetton Mako(22年12月amazon から消えていました。)

ナイフ

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