いわきの伊勢海老
いわきは日本の中でも伊勢海老が生息し、且つ、漁業権がかけられていない数少ない県です。
東北大震災以前は生息数が少なく、漁業権が設定されていませんでした。ここ数年の温暖化により数を増やしてきているのですが、原発の風評被害により、漁業自体が盛んではなく漁業権が設定される動きも今のところ聞かれません。
先日、yahooニュースにより、「福島県・いわき市でイセエビ豊漁 北限越え定着か、新名物に」記事が出ていました。
生息地を広げた海産物が、新たに漁業権を設定されることはあり得るのでしょうか?
私は漁業権はとても大切な制度と考えていますが、それは、漁師の収入の安定化と過剰採取を防ぎ流通を安定化させる為と認識しています。
元々、伊勢海老漁師のいなかった地域で、新たに漁師が儲ける為に、釣りなどの趣味で伊勢海老を採取している人々から、楽しみを取り上げる権利は無いと私は思うのです。