いわきの伊勢海老
いわきは日本の中でも伊勢海老が生息し、且つ、漁業権がかけられていない数少ない県です。
東北大震災以前は生息数が少なく、漁業権が設定されていませんでした。ここ数年の温暖化により数を増やしてきているのですが、原発の風評被害により、漁業自体が盛んではなく漁業権が設定される動きも今のところ聞かれません。
先日、yahooニュースにより、「福島県・いわき市でイセエビ豊漁 北限越え定着か、新名物に」記事が出ていました。
生息地を広げた海産物が、新たに漁業権を設定されることはあり得るのでしょうか?
私は漁業権はとても大切な制度と考えていますが、それは、漁師の収入の安定化と過剰採取を防ぎ流通を安定化させる為と認識しています。
元々、伊勢海老漁師のいなかった地域で、新たに漁師が儲ける為に、釣りなどの趣味で伊勢海老を採取している人々から、楽しみを取り上げる権利は無いと私は思うのです。
伊勢海老の獲れる時期
真夏の暑い時期、8月の中旬頃に産卵を行い、浅瀬に集まって群れを作ります。8月の上旬まではメスのお腹には卵が抱えられている為、釣ってしまった時にはリリースしてあげてください。漁業権が設定されている地域では、漁師でさえ、産卵時期を終えるまで、採取を許されません。冬でもオカッパリから釣れる事もあるようですが、やはり、夏の密度にはかないません。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
× | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
伊勢海老のいそうなところ/ポイント
堤防の横にテトラポットが並んでいて、大潮の干潮でも干上がらない場所であれば、どこにでもいるイメージです。私は釣り人ではないので、具体的に、よく釣れるポイントを晒すことはしませんが、夏の夜に、堤防を散策していると、伊勢海老釣りの人がビッシリ並んでいたりします。
このページの最後に私が素潜りで伊勢海老を捕獲している記事のリンクがあるので、是非参考にしてみてください。
TO:潜人 紹介している海域はとても危険なので、ベテランの方のみ行ってみてください。あっさりと死ぬ可能性があります。
四倉 | 新舞子 | 沼ノ内 | 江名 | 中の作 | みさき公園 | 小名浜港 | サンマリーナ |
〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
伊勢海老の効率のいいとり方
釣りが安全で効率がいいとおもいます。しかし、稀に夜のテトラポットから落ちる人がいるので、安全を心がけて楽しんでください。
素潜り/突きでも採取可能です。岩の隙間に潜りこんだり、白波の立つ岩場の浅瀬を泳ぐ必要がある為、危険度は極めて高いです。遠征の方などに死なれては、福島県の規制が厳しくなります。死なない為にも、一度私にお問い合わせいただければ、安全に捕獲する為の相談に乗ります。
釣り | 潜り/突き | 潮干狩り |
◎ | 〇 | × |
伊勢海老の料理
私が思うに、伊勢海老には値段ほどの美味しさはありません。
皆さん思い浮かべるスタンダードな伊勢海老料理は何でしょうか?
おそらく、結婚式などで出される半分に割られ、マヨネーズで乱暴に味付けされた料理ではないでしょうか?
これはどういうことか?伊勢海老本体だけの味では美味しく食べられないという事ではないでしょうか?
大抵の海産物は、醤油をちょっと付けて楽しめるのに対し、伊勢海老はガッツリ味付けされて出てくることが多いのです。
私自身たくさんの伊勢海老をいろんな方法で食べてきましたが、身は淡泊で甘えびの方が旨く、ミソは味のばらつきが多く、コクも少ない為、ワタリガニのミソには到底かないません。。。
実績~ブログから抜粋~
伊勢海老にかかわる記事を更新しましたら、ここにあげていきます。