この後、「いわきで獲れる美味しい海産物TOP5」みたいな記事を書こうと思います。
しかし、その前に、美味しい食材について僕の考え方を述べておきたいと思っています。
そう思ったきっかけは、私自身はフラットに「美味しい」「美味しくない」を判断で来ているつもりなのですが、周りの人と意見がズレることがとても多い為です。
これから書くことは「美味しい」を味に焦点を絞っています。触感も「美味しい」と思わせる要素の一つかもしれませんが一旦置いておきます。
また、全て私の主観でしかないので、文末には「・・・と私は思っています。」と付け加えて読んでください。
美味しさの評価基準
これから偉そうなことをバシバシと書いていきますが、この内容に対し、人によっては「味覚障害なだけだろ!」とおっしゃられる方がいるかもしれません。
そこで、私が自分自身が味覚障害ではなく、むしろ繊細な方だと信じている根拠を書いていきます。
前提
皆さん小さい頃にこんなことを思った記憶はありませんか?
「緑茶は苦い飲み物」「柿の種は辛い食べ物」「フキは苦い食べ物」
これをいまだに感じている大人はいないですよね?
これは、大人になるにつれ舌が鈍感になる為です。
ある論文では、「乳児には240個の味蕾が観察されるが、加齢と共に減少し、高齢者では1/3程度までに減少する」とあります。
私の味覚
私の母はとにかく健康志向で、作る料理はとても薄味でした。
これにより、35歳になった今も、濃い味が苦手です。
刺身に付ける醤油は刺身の1/3程度までしかつけません。
カップ焼きそばのソースは全部使いません。
そして、まだ味蕾が減ってないと感じるのが「ビールが苦くて飲めない」というところです。
味覚が「おこちゃま」と言われそうですが、味蕾の減少が遅れているのだと信じています。
多くの人の勘違い
私が思っている多くの人が陥っている「美味しい」に対する勘違いをまとめてみました。
価格と美味しさは比例する
高いモノはおいしくて当然と思っていませんか?
高いモノを美味しくないと言ったら、「味覚がおかしいと思われる」と思っていませんか?
食材の価格はほんとにたくさんの要素により決まります。
「需要」「希少性」「獲れる場所による輸送費」「獲るためにかかるコスト」「加工費」「保存にかかるコスト」などなど
むしろ、美味しいか美味しくないかは直接値段には紐づいていません。
希少で消費者に届くまでがどれだけ大変でも、多くのお金を出しても食べたい人がいる場合にはその食材の価格が釣り上がっていくのでしょう。
量産プロセスが確立されている「バナナ」なんかは、安くて美味しいですよね??
食材自体が美味しい
結婚式の料理に伊勢海老のオーブン焼きが出て食べたことはありませんか?
マヨネーズが味付けに使われていますよね?
マヨネーズはすべてをマヨネーズの味で上書きします。
これは、伊勢海老が美味しいのではなく、マヨネーズが美味しいのではないでしょうか?
車海老にマヨネーズつけませんよね?
伊勢海老を美味しく食べる為には、濃い味付けが必要という事です。
鮮度が良い=美味しい 熟成=凄く美味しくなる
「知っている風」「味分かる風」を演じたい人はこの辺の微々たる差を語りたがります。
一対比較でなら違いは分かると思いますが、ポンと出された刺身が、どれだけ熟成されたのかをブラインドで見極められる人は少ないと思います。
鮮度により触感は大きく変わりますが、これは好みに寄りますし、大きく味を変える要素ではありません。
これ以上に、処理の仕方や魚種の違いの方が圧倒的に差分を生みます。
臭くない=美味しい
よく海産物の食レポで「全然臭みがない」って言っている場面を見ますが、、
「不味はくない」って言っているのと同じです。
私が考える美味しさのフラットな考え方
宇宙人が目の前に現れました。
姿かたちは人間にそっくりです。
この宇宙人があなたにこんな事を言ってきます。
「この地球で一番旨いものを食べさせてほしい」
当然宇宙人なので、価格もここに持ち込まれるまでの背景も知りません。
あなたなら何を差し出しますか?
アワビのお刺身?伊勢海老のオーブン焼き?キャビアを使った料理?
僕はマックのスパチキを差し出すと思いますww
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