魚突き・スピアフィッシング入門 道具の選び方 ウエットスーツ編

ウエットスーツ
私は10年以上魚突きを続けてきました。はじめはダイビング用のウエットスーツを使ってみたり、寒さ対策の為にフード付きベストを使ってみたりと、いろいろなウエットスーツを着てきました。また、北海道から沖縄の海まで潜ったことがあり、冬も夏も潜ります。私の知識を総動員してウエットスーツの説明をしていきます。

ウエットスーツのタイプ

ウエットスーツの形状的タイプと、ウエット素材を使った、グローブ/ブーツについても紹介していきます。

セパレート

セパレート 魚突きをするのであれば、ワンピースよりもセパレートのほうがスタンダードと言えます

ロングジョン

ロングジョン ボトムが肩にかけられるタイプです。 メリット:胴体の温度を奪われにくくなる為、寒い海でも長時間泳ぎ続けれれます。 デメリット:浮力が大きくなる為、必要なウェイトが+1,2キロ増えます。また、長時間泳いでいる間にウンコがしたくなった場合にも、海でお尻を出して垂れ流すことはできません。

ショートジョン

ショートジョン   ボトムが腰の少し上までのタイプです。 メリット:長時間泳いでいる間にウンコがしたくなった場合にも、海でお尻を出して垂れ流すことができます。 デメリット:見当たりません。トップの下から水が入ってきたことは無いので、ショートジョンで十分と考えています。

ワンピース

サーフィン用やダイビング用に多いのですが、理由としては、動きやすさ/着やすさ重視なのではないかと考えています。 このタイプは後ろにチャックがあり、ここから水が入ってきたり、塩が固着して動きが悪くなったりしてしまいます。無理に上げようとして、チャックの根元が破れてくるという状態を多く見てきました。 厚みに対して寒さを感じやすい為、激しい運動を伴わない「魚突き」をする中ではお勧めできません。

フード

  フード 魚突き用のウエットスーツには必ずトップに付いています。魚突きでは岩の下に入ったり、穴に顔を突っ込んだりするので、岩やウニでけがをしない為にも必須の装備です。ダイビング用やサーフィン用で潜っている方は、フード単体で購入し、被っておくことをお勧めします。首が守られることから、寒さも断然感じにくくなります。

グローブ

  グローブ 魚突きをやっていると岩や魚を触ったりと、手を守ることが必要となり、銛のゴムを引いた状態でグリップするために摩擦が必要という事もあり、グローブはとても重要なアイテムと言えます。分厚ければ細かい作業をしにくくなりますし、薄すぎると、手を守れなかったり、寒さを感じたります。そこで、海水温に合わせて以下のグローブをお勧めします。

温かいとき

ゴム軍手が最強と考えています。細かい作業もできるし、グリップもある。ウニの針も容易には通しません。

寒いとき

私の住んでいる福島県の冬の海などはとても寒く、ゴム軍手では手が冷たすぎて動かなくなってしまいます。そんな場合はワークマンのジャージ素材軍手を使っています。これは魚突き用の商品に比べとても安く、めちゃめちゃ温かい!!これを付けて潜ると、体は寒いけど、手だけ温かい!という状態になります。冗談抜きで、、、ワークマンでウエットスーツも出してもらいたいくらいです。

ブーツ

ブーツ   ブーツもいろいろなタイプがあり、基本的には耐久性で選ぶべきと考えています。

ソール無し

コストが最もかからないので、ボートダイブのみの人はこれを選ぶべきだと思います。しかし、日本で潜る人は最低でも、堤防の上などは歩くことになると思うので、直ぐに破けてしまいます。あまりお勧めはできません。これを使うくらいなら、靴下を3重にでもしてはいたほうがいいと考えます。

薄いソール有り

長い間このブーツを使っていました。フィンにフィットしやすく、ある程度の耐久性もある。しかし、長い間履いていると、ゴムがヘタって破けてしまいます。コストもとても高いので、途中から「しっかりソール有り」タイプに移行しました。

しっかりソール有り

大きめのポケットのフィンを買い、このタイプのブーツを使う。というのが今の私にとっての解となっています。生地はジャージで丈夫なうえ、ソールもかなり分厚いので、磯場を歩いてもダメージはありません。 ヤフーショッピングが一番安かったです。

ウエットスーツの厚み

寒さ対策と動きやすさのトレードオフと考えてください。暖かい海では、肌の露出さえ抑えられればよく、薄いほど肩回りや太もも周りが動きやすくなります。また、浮力も少ないので、ウェイトが少なくて済みます。寒い海を泳ぐ場合には、厚いウエットスーツで、しっかり防寒しなくてはなりません。この場合、薄いウエットスーツと逆で動きにくくなります。

3mm

私は福島の7月~11月の間は3mmで泳いでいます。着るのも楽なので、寒さに耐えられなくなるまではこのウエットスーツを使っていたいと思います。

5mm

3mmのウエットスーツでは寒さに耐えられなくなったら5mmを着ます。着にくく、乾きも遅いので、致し方なくといった感じです。しかし、これを持っているおかげで一年中潜れているとも言えます。

ウエットスーツの材質

素材は大きく分けてスキンとジャージの2種類があり、裏表の組み合わせで耐久性と防寒性のバランスをとっています。使用する環境によって、自分に合ったタイプを選んでください。

素材種類

スキン(ネオプレーン/クロロプレン)

スキン 空気を含んだゴムの様な素材と考えてください。長所は防寒に優れていて短所は耐久性が低いといった特徴があります。 メーカーによって原料の割合が違うせいか、肌触りが違います。内側に使用している場合は、着易さに大きく影響するので、一度触って確認できれば安心して購入でがきます。 耐久性は低く、爪で引っかいたり、岩場で擦ると直ぐに破れてしまいます。そんな時は、スキン用のボンドがあるので、これである程度の補修ができます。

ジャージ

ジャージ ナイロン系の素材です。長所は耐久性があり、プリントが可能でデザインに自由度があります。短所は水を吸いやすく乾きにくい。また、水を吸ったウエットスーツを陸上で長時間着ていると、気化熱が奪われ、寒くなります。

素材の組み合わせ

スキンとジャージの組み合わせによって発揮する機能を把握し、普段の使用シーンに合わせた最適なウエットスーツを選びましょう。

両ジャージ

表面/裏面の両方がジャージ生地のウエットスーツ。とにかく耐久性が良い仕様です。着やすく、ウエットスーツの管理方法も学べるので、初心者にはお勧めです。陸上でぬれた状態でいると、気化熱で熱が奪われ、寒くなりますが、カッパなど、風を完全にブロックできるものを着れば、驚くほど寒さを感じなくなります。 メリット:耐久性がいい。デザインが豊富。着やすい。 デメリット:乾きにくい。陸上でぬれた状態でいると寒い。 こんな人におすすめ:初心者

表ジャージ/内スキン

内側がスキンなので、肌と密着します。スキンの種類にもよりますが、摩擦が大きい為、水で濡らしながらでなくては着れないことが多いです。私はこのタイプを使っていますが、使用済みのペットボトルにお湯とリンスを入れ、シャカシャカ混ぜ、ウエットスーツの中にいきわたらせて着ています。このタイプは着てしまえば、肌とスーツの間に水が入りにくいので、暖かい状態をキープできます。 メリット:外側の耐久性はいい。両面ジャージよりは温かい。デザインが豊富。 デメリット:着にくい。陸上でぬれた状態でいると寒い。 こんな人におすすめ:岩場など過酷な環境で長時間泳ぐ人。 私はこれを使っています。

表スキン/内ジャージ

耐久性の低いスキンが外側なので、ボートダイブなど恵まれた環境で泳げる人にはお勧めができます。また、擦りにくい一部だけ表スキンといった仕様もあります。EXIT後陸上で行動することが多い場合は、このタイプを選ぶのがお勧めです。 メリット:濡れた場で外にいても温かい。 デメリット:着やすい。破れやすい。 こんな人におすすめ:ボートダイブが多い人。EXIT後行動することが多い人。

両スキン

温かさに特化した仕様です。アワビなど獲るガチ漁師はこのタイプの6.5mmのスーツを着ています。耐久性は低いので、丁寧に扱う必要があります。 メリット:とにかく温かい。 デメリット:破れやすい。乾きやすい。着にくい。黒一色。
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